俺は、兄貴と同じ恋をした


「天沢…?」


なんでこんな距離が近いのかと心配になっていると、顔と顔がもっと近づき…




___チュっ




なんの前ぶれもなく、当たり前のことのように小さなリップ音が二人きりの廊下にやけに響き、


唇と唇が重なった___






「?!?!//」




顔をいっきに赤くしながら
口元も両手でおさえて声もなくうなだれる私。




一方キスした相手は、余裕そうに
「ごちそうさま」なんて言いながら
自分の唇を舐めた



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