クール上司と偽装レンアイ!?
「……神崎さん態度に全然出ないから、私嫌われてると思ってた」

「お前は顔に出すぎるよな。あからさまに見つめて来たりして」

「う、嘘、そんなにあからさまにはしてないのに」

「夢で見て気になったとか言って、かなり熱視線送って来てたけど。
俺の方が恥ずかしくなるくらい」

そんな素振り微塵も見せなかったくせに、からかうように言う。

私はもう恥ずかしくて顔に熱が集まるのをどうする事も出来なかった。

絶対に真っ赤になってる。

会社の時と違う神崎さんの態度にも戸惑ってしまう。

そんな私に神崎さんは微笑みを浮かべながら言った。

「お互い本音を言って誤解も解けたな」

「……」

「まどかとは本当に何でも無いから」

神崎さんの声は本当に優しい。

だからか私も隠さずに気持を言える。

「神崎さんの言葉信じる。でもお願いが有るの」

神崎さんは、なんだ?と首を傾げる。
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