クール上司と偽装レンアイ!?
K社を出た後、少し早いけど昼食をとる為、適当なファミリーレストランに入った。
私は茄子とベーコンのパスタ。
神崎さんはハンバーグセットを注文して料理が来るのを待つ。
「神崎さんのイメージが変わりました」
「は?」
打ち合わせで感じた気持ちを素直に言うと、神崎さんは怪訝な顔をした。
「あんなに話が上手いとは思ってませんでした。K社の担当さん何度も笑ってたし……営業部に行っても活躍できそうですよね!」
私としては神崎さんへの称賛の気持ちからの発言だったけど、どうやら良くない話題だったらしい。
「営業なんて興味ない」
バサリと言い切ると、神崎さんは再び車が行き交うだけで何も目を引くところのない窓の外の景色に視線を向けてしまった。
K社ではあんなにいきいきと明るかったのに、あっと言う間にいつもの不機嫌な男に戻ってしまった。
神崎さんの優しい笑顔を見て、つい馴れ馴れしく話しかけちゃったけど、昨日宣言してたし、やっぱり私を含め同僚とは親しみたくないんだな。
不機嫌な横顔を眺めながらそんな事を考えてると、
「……何?」
それまで外を見ていたはずの神崎さんが突然私の方に顔を向けて来た。
私は茄子とベーコンのパスタ。
神崎さんはハンバーグセットを注文して料理が来るのを待つ。
「神崎さんのイメージが変わりました」
「は?」
打ち合わせで感じた気持ちを素直に言うと、神崎さんは怪訝な顔をした。
「あんなに話が上手いとは思ってませんでした。K社の担当さん何度も笑ってたし……営業部に行っても活躍できそうですよね!」
私としては神崎さんへの称賛の気持ちからの発言だったけど、どうやら良くない話題だったらしい。
「営業なんて興味ない」
バサリと言い切ると、神崎さんは再び車が行き交うだけで何も目を引くところのない窓の外の景色に視線を向けてしまった。
K社ではあんなにいきいきと明るかったのに、あっと言う間にいつもの不機嫌な男に戻ってしまった。
神崎さんの優しい笑顔を見て、つい馴れ馴れしく話しかけちゃったけど、昨日宣言してたし、やっぱり私を含め同僚とは親しみたくないんだな。
不機嫌な横顔を眺めながらそんな事を考えてると、
「……何?」
それまで外を見ていたはずの神崎さんが突然私の方に顔を向けて来た。