クール上司と偽装レンアイ!?
つい、じっと見つめてしまったせいか神崎さんが怪訝な顔をして言った。
「まだ何かあるわけ?」
「い、いえ……見積り取っておきます」
相変わらずの拒否オーラにビクビクしながら自分の席に戻った。
さっそく見積り依頼のメールをしようと画面に向き合うと、嫌でも無表情でキーボードに指を走らせる神崎さんの姿が視界に入って来てしまう。
今まであえて直視するのを避けていたけど、なんだか今日は気になって目が反らせない。
改めて見ると結構美形なんだ……彫は深い方だけど、パーツの形と全体のバランスがいいからかくどく見えない。
少し長めの前髪で隠れがちの目はよく見ると、すっきりとした切れ長でとても綺麗だ。
なんて思っていると、顔を上げた神崎さんと、真正面から目が合ってしまった。
見ていたのばれた?
慌てる私に、神崎さんは冷たく言った。
「広瀬さん」
「は、はい」
「ぼんやりしてないで、早く見積りとったら?」
「……はい」
仕事は出来るみたいだし、意外と顔もいいど、このドライな性格はやっぱり無理。
仲良くなれそうにない。
「まだ何かあるわけ?」
「い、いえ……見積り取っておきます」
相変わらずの拒否オーラにビクビクしながら自分の席に戻った。
さっそく見積り依頼のメールをしようと画面に向き合うと、嫌でも無表情でキーボードに指を走らせる神崎さんの姿が視界に入って来てしまう。
今まであえて直視するのを避けていたけど、なんだか今日は気になって目が反らせない。
改めて見ると結構美形なんだ……彫は深い方だけど、パーツの形と全体のバランスがいいからかくどく見えない。
少し長めの前髪で隠れがちの目はよく見ると、すっきりとした切れ長でとても綺麗だ。
なんて思っていると、顔を上げた神崎さんと、真正面から目が合ってしまった。
見ていたのばれた?
慌てる私に、神崎さんは冷たく言った。
「広瀬さん」
「は、はい」
「ぼんやりしてないで、早く見積りとったら?」
「……はい」
仕事は出来るみたいだし、意外と顔もいいど、このドライな性格はやっぱり無理。
仲良くなれそうにない。