クール上司と偽装レンアイ!?
その夜、また神崎さんが夢に出て来た。

夢の中の神崎さんは優しい。

そして情熱的だ。

私を「彩」って呼んで抱き締めて来る。

何度も唇を重ねて、私の意識が朦朧として来ると、大きなベッドに押し倒された。

「えっ?」

今までこれ以上先に進んだ事はない。

神崎さんに組み敷かれながら、夢の中の私は慌てて抵抗する。

決して嫌じゃないけど、突然過ぎて……。



抵抗できない程強い力で身体を抑えられた時、目が覚めた。


……やっぱり私欲求不満なのかな。

この夢は願望なのかもしれない。

神崎さんと近付きたい。抱き締めてもらいたい。キスしたい……その先も。

現実で一応恋人になったから夢も先に進んだとか?

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