クール上司と偽装レンアイ!?
月曜日。
私は真希ちゃんの急な誘いを受け、“紫藤”に飲みに来ている。
月曜はいつもなら飲みには行かないんだけど、購買部の飲み会で私と神崎さんが二人で消えた事を真希ちゃんがを聞きつけたらしく、何が有ったか早く話せと急かされた。
「金曜だからゆっくり泊まって行くって宣言したんだって?」
「それは別府課長が言ったんだからね!」
「そうなの?」
「そうだよ。みんな酔っ払ってたし、適当な事言ってるんだよ」
「ふ~ん。でも二人で帰ったのは本当なんだよね? 何か有った?」
真希ちゃんの言葉に頷いてから、私は金曜からの出来事を話はじめた。
「じゃあ告白できたって事?」
真希ちゃんは声を高くして言う。
「うん、言ったよ」
「凄いじゃん! あんなにでも…とか言ってうじうじしてたのに」
「うん……まあ」
お酒のせいと別府課長のせいで感情的になってたのと、それからあの時の、神崎さんの顔を見ていたら……。
「上手くいって良かったね」
「あ、うん……でも」
浮かない顔をする私に、真希ちゃんは嫌そうに顔をしかめた。
「また、でもとか言いだすの?」
真希ちゃんは“でも“とか“だって“とかグダグダ言うのを嫌がる。
私は真希ちゃんの急な誘いを受け、“紫藤”に飲みに来ている。
月曜はいつもなら飲みには行かないんだけど、購買部の飲み会で私と神崎さんが二人で消えた事を真希ちゃんがを聞きつけたらしく、何が有ったか早く話せと急かされた。
「金曜だからゆっくり泊まって行くって宣言したんだって?」
「それは別府課長が言ったんだからね!」
「そうなの?」
「そうだよ。みんな酔っ払ってたし、適当な事言ってるんだよ」
「ふ~ん。でも二人で帰ったのは本当なんだよね? 何か有った?」
真希ちゃんの言葉に頷いてから、私は金曜からの出来事を話はじめた。
「じゃあ告白できたって事?」
真希ちゃんは声を高くして言う。
「うん、言ったよ」
「凄いじゃん! あんなにでも…とか言ってうじうじしてたのに」
「うん……まあ」
お酒のせいと別府課長のせいで感情的になってたのと、それからあの時の、神崎さんの顔を見ていたら……。
「上手くいって良かったね」
「あ、うん……でも」
浮かない顔をする私に、真希ちゃんは嫌そうに顔をしかめた。
「また、でもとか言いだすの?」
真希ちゃんは“でも“とか“だって“とかグダグダ言うのを嫌がる。