クール上司と偽装レンアイ!?
そんな風に悩んでは居たけれど、結局私は何も出来ないままで、神崎さんとの距離はドンドン開いて行った。


取り返しの付かない事って有る。

いくら後悔しても時間は戻らないし、やり直せない。

あの日、朝井さんの事を知った日、勇気を出して神崎さんに聞けば良かった。

『彼女とはもう何でもないんだよね』って。

『今は私が彼女なんだよね』って。

でも、もう今更そんな事は言えないくらい、神崎さんは私に対して壁を作ってるし、私達が付き合ってるって噂自体話題に上らなくなっていた。

変わらないのは私の気持だけ。

それから、別府課長のしつこさだけ。
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