復讐ストーカーゲーム2
脳裏にかすめた彼女たちの笑顔を即打ち消した。あんな良い子たちがランキング3位に載るような人殺しではない。


――でもまさか……? いや、そんなはずは……他に情報はないのかしら?


次に目についたのは過去のターゲットの死亡歴だった。


もしかしたら、ここに秋雄さんの情報が他にもあるかもしれない。そう思い立つと指先は、意識せずクリックをしていた。


「な……なんですって!!!!」


一覧には秋雄の名前が掲示されていた。だが、それだけではなく親友の名前や母親の名前までもが載っていた。


「お、お母さん? ……な、なんでよ! なんで!? ――お母さんも信子も死んだの?」
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