復讐ストーカーゲーム2
――こんなにもの人たちが行方不明で片付いているってこと……? 確かに昔から神隠しという語句はあるけれど――。


いざ情報を目の前にしても、リアリティがなかった。それでも信子や母、秋雄の名前が並ぶのは辛かった。


――信介さん……貴方……結婚式でも様子がおかしかった……。


一つ一つ信介の行動を思い返してみると、不自然な事ばかりが蘇った。


記憶を巻き戻し、スムーズにいかない場面に停止すると、頭が重くなり罪悪感に苛まれた。


――なんで言ってくれなかったの……? 私だって秋雄さんや母、親友を守りたかったのに!


肘を突き、髪をかきあげ頭を抱えた。


――他言、途中棄権は死。
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