復讐ストーカーゲーム2
「そうか……そういうことなのね」


思い立った言葉で少しだけ納得した。


私に告げれば、私と信介さんが死ぬ。だから言えなかった。


いや……違う。そもそも、そのルール自体を把握している信介さんはこのサイトの住人だったんだわ!


だから標的にされても、ある程度逃げられたし、秋雄さんを守ろうと動くことも出来た。


――信介さん……私はどうすればいいの? 貴方は誰を怨んだの――?


モニター画面を見ると、新たな先ほどの四角い空欄が表示されていた。次の復讐者名を書き込むための空白だった。
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