君の王子様になるために
突然のことで、陽司もびっくりしてる。
「王子様…いつからおったん?」
「はぁ? 今、来たっちゅーねん。
そしたら姫がうちがどーのこーのって」
「いや、なんもないで! 気にせんといてっ!!」
ヤバイ、冷や汗でそうっ。
こんなこと相談してるなんてバレたら
また男らしくないって思われる!
「ふーん、まぁえぇけど~」
「弥生おはよ~。 ちょお来てやー」
ちょっと疑り深い目やったなぁ…。
やけど親友の光ちゃんに呼ばれて
弥生ちゃんはそっちに行った。