俺様クンと恋をしませんか?
始まり
出会い
「す、好きです!付き合ってくださいっ!」
「……は?冗談。いったん自分の顔を見てみろよ?俺に釣り合うとでも思ってんの?」
「え…?な、何言ってるの」
「お前みたいなブスはお断りって言ってんの。さっさと消えてくんない?俺、眠いんだわ」
…私、今ありえない光景を目の当たりにしている。
何でこうなったんだろうか?
体調崩して、頭が痛くなったから保健室で休んでた。
そうすれば目の前にいる2人が保健室にやってきて…。
いきなり女の子が告って撃沈。
私の目の前で、堂々と。
熱を計るために椅子に座っていて、保健室の先生も職員室に用事をしに行ってる。
だから、この部屋の中には3人だけ。
ホントに、現実?とかんがえたくもなる。
……私、頭痛いんだけど。
「あのさ。お取り込み中申し訳なんだけど?保健室で騒ぐのやめてくれない?私、頭痛いの。」
今回だけ、私の体調の為に口出させてください。
すると女は私の存在なんか気づいていなかったようで。
ビックリしたのと、こんなとこを人に見られたのが恥ずかしかったのか。
顔を真っ赤にして「最低っ!」と男の顔を叩き保健室を出て行った。
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