俺様クンと恋をしませんか?
連斗side



「す、好きです!付き合ってください///」









目の前で俺に告る女。












授業をサボろうと保健室に来たら、こいつに捕まった。












こんな女とは付き合わない。






話したこともないのに好きになるなんておかしいだろ?






まぁ、そもそも俺はこいつなんて知らないしな





どうせ、こいつも顔だけ。






だから、こっぴどくフル。









「あの・・・。お取り込み中申し訳なんだけど?保健室で騒ぐのやめてくれない?私、頭痛いの。」






目の前の女と少し言い合っていると、後ろから声が聞こえた。






人なんていたか?





なんて思っていると、俺に告った女が俺の顔を叩いてきた。




「最低っ!」と。






どーせ、その程度。






いつものことだ。




はぁ、と溜息を付きそうになりながらも声がした方へと振り向き歩み寄った。






そこには、椅子に座っている綺麗な女がいた。




・・・





こんな美人、いたっけ?





すっげー綺麗






可愛いとかじゃなくて、綺麗






色気も何かヤバいし




ぼーっと女を見ていると、いきなり何かを言い出した。





「ね、ねぇ?大丈夫・・・?」









声も綺麗だなー?








って!じゃねーし!










・・・何が?







さっきの告られたやつ?









まさか、恋人の喧嘩とか思ってないだろうな!?









「何がじゃないわよっ!さっきの子にたたかれてたでしょ?」









・・・あぁ。








こいつに見惚れててそんな痛みはもう感じていなかった。










「確か・・・。佐々木連斗(ささき れんと)?」











・・・は?












いきなり??









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