XXXとの秘密の部屋






2週間後


私は委員会で遅くなって
急いで家に帰った


あの女は美佳に暴力を振るっていた


私が間に入るとあの女は

「全部お前が悪いんだ‼」

と叫びながら包丁を私に向けて来た


私が恐怖で震えていると
美佳が私を庇って前に出てしまった




グサッ




鋭いものが何かに刺さる様な音がして
目を開けると美佳が
血まみれで床に倒れていた



そのときお父さんが帰って来た



私はその時お父さんの方へ
走って行ってしまった




これが間違いだった




この行動が大切な人を
傷つけてしまったのだった




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