恋じゃなく愛で。
5月24日



恋なんか錯覚だ。


恋をして何が楽しい。


「はなー!」


『あ、ん?何、まなと?』

私より小さいまなとはすごく可愛い。
まなとはもじもじしていた。きっとなんかあった。

「.....俺ね、佐々木に告られたんだけどさ...どうしよう!!!」


『佐々木???誰よ?』


「あの子だよ!小春って言う子!佐々木小春!!」

佐々木小春って.....あの色白で華奢で可愛い子じゃない!

『なんでまなとなのよ!あんたのどこに惚れたのかしら。』


「そうなんだよ。俺のどこがいいのかわからなくてさ。遊ばれてたら嫌だし!でも俺タイプなんだよな。あーゆう子。」


誰しもタイプだろう。小春ちゃんは完璧なる美女だからな。



『いいんじゃないの〜?付き合えば?』


まなとはあたふたしてどうしよう、どうしよう、と言って歩き始める。



『小春ちゃんを逃がしたらもう彼女できなかったりー!』



「え、それはヤダ!!!じゃあ、OKだす。」


まなとは教室を飛びだしていった。


とうとう、まなとにも彼女か......。



なんかさみしいなぁー。



私にとってまなとは弟みたいな存在だし
気づいたらいつもそばにいる。



ねぇ?


まなと、貴方には私はどう映ってるの?


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