両想いになりました。
それでもここで詩織を待っていた秀一だ。

考えていることは詩織と同じはずだ。

詩織の方から口を開きかけたとき、思わぬ邪魔が入った。

「矢内?何してんだよ?帰んないのか?」

秀一の友達がやってきたのだ。

それに反応して秀一はさっと詩織から離れた。


えっ行っちゃうの…?


背を向けてしまった秀一を詩織はただ見つめた。
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