ありがとう... 〜大切な君へ〜
この日拓と会うことはなかった

屋上にも行ったけどいなかった

「まぁ、今日は休みだったんだよ」

私たちはいつもの通学路を歩いていた

「そうなのかな... やっぱりこれって...」

葵はにやっとしながら言った

「恋だね」

「やっぱり」

「まぁ、ゆっくり考えればいいんじゃない 初めて話したばっかだしさ 慎重にね」

葵は私にピースサインをした

「ありがとう 頑張ってみようかな」

私は恋をした

まだ、彼のことは良く分からないけど...

これからゆっくり分かっていけたらいいな...

この日から私は拓を好きになったんだ
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