ありがとう... 〜大切な君へ〜
そして次の日

私はいつもどおり周りに誰かいないか確認して扉を開けた

今は昼休み

4階には誰もいないはず...

「こら! 何やってる!」

「えっ...」

いた... 誰もいないはずなのに

しかもよりによってあの番長先生

学校1怖いということであだ名は番長

「ばっ、番長先生」

「その呼び方やめろ 屋上は立ち入り禁止だぞ」

「いや、その...」

「言い訳はいい 生徒指導室に来い!」

私の耳には先生の怒鳴り声

うるさいなんて言えるはずない

もう、終わった... と思ったそのとき

「あっ、すいません先生」
< 16 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop