ありがとう... 〜大切な君へ〜
聞き覚えのある声にハッとした

後ろを見ると久しぶりに見る整った顔立ち

「た、拓!」

そう、私の後ろには拓が立っていた

「橋本 お前どうして屋上に?」

「外の空気が吸いたくて 1人じゃ寂しいから岩原さんに来てもらったんです」

私は拓が言ってる意味が良く分からない

「そうだったのか なら仕方ないな 岩原悪かったな」

先生はそう言うと階段を下りていった

私は相変わらず理解できない

拓も立ち入り禁止の屋上に入っていたのに

何も言われなかった
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