ありがとう... 〜大切な君へ〜
「ねぇ... 拓... 何を隠してるの?」

私は相変わらずうつむいまま

拓の返事はない

「私は拓のこと信用してるんだよ? でも拓は私に隠し事してるよね 私たちってそんなんだったの?」

私は自分の思いを吐き出した

もう止められなくなっていた

「私は拓が... 拓が好きなの!」

ついに言ってしまった

私は涙でぐしょぐしょになった顔をあげた

拓は驚いた顔をしたと思ったら優しく微笑んだ
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