ありがとう... 〜大切な君へ〜
扉を開けると拓がいた

また、寂しげな表情をしている

「た、拓...」

私は小さい声で拓を呼んだ

昨日のことを思い出して涙がでそうになる

「りか... 昨日はごめん」

拓は私の存在に気付き私のほうに近づいてきた

「いいよ 私が真実を知りたかったから」

「僕のこと嫌いになったでしょ 僕は死ぬんだよ 一緒になったってりかを悲しませるだけだよ」

拓がうつむく

私は拓の言葉にまた涙が溢れた

「拓は! 拓は私が絶対に幸せにするから!」

気がついたら私は拓に抱きついていた
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