ありがとう... 〜大切な君へ〜
それからクラスにも慣れ始めて楽しい毎日を送っていた

そんなある日

移動教室から教室に戻る廊下を歩いていた

「りか、ちょっとトイレ行ってくる」

「わかった」

「先に教室戻といて」

葵はそう言いトイレに向かった

ここは4階

学校の最上階だ

ふと、目に入った屋上の扉

扉は風に吹かれて揺れていた

私はなぜか気になって周りに人がいないか確認して
立ち入り禁止のロープをまたいだ

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