ありがとう... 〜大切な君へ〜
屋上にきた瞬間

春の風が私の体にあたった

屋上を見渡してみると...

「えっ、あ、危ない!!」

思わず大声を出してしまった

私の目に飛び込んできた光景は

ある男子生徒がフェンスを越えて立っていた

手を離してしまえば地上に落ちてしまう

私は急いで男子生徒のほうへ駆け寄った

「何してんのよ!! は、早く降りてよ!!」

私はパニックで今にも泣いてしまいそう

男子生徒はビックリした顔をした後
静かにフェンスをまたいで私の前に立った

整った顔立ち

どこかで見たこがある
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