ありがとう... 〜大切な君へ〜
「岩原りかさんだよね」

「えっ、そうだけど あっ、思い出した」

今思い出した

彼は中学2年生の最後のほうに転校してきた

クラスも違ったので面識がない

「名前は、確か...」

「橋本拓也」

「えっ...」

私はビックリした

私が名前を言ったら彼も自分の名前を言ったから

私と彼の声が見事に重なった

「あはは 気が合うね」

彼は笑いながら言った

「そうだね」

「あっ、何て呼べばいいかな?」

「りかでいいよ 私は?」

「拓也だから拓で よろしく りか!! 」

「よろしく 拓!!」

私たちはまた屋上会う約束をして教室に戻った
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