一番嫌いな日
翌朝。


気持ちを入れ替えて、いつもよりおしゃれをした。


デニム派のわたしは、スカート派に乗り換えた。



化粧も時短、命だったのにいつもより丁寧に。



少しずつ、変わっていこう。






『間もなく電車が参ります…』


ホームにアナウンスが流れる。



「あっ…昨日の」


後ろから声がして、ふと振り返ると、


「あっ…」



そこに居たのは、昨日助けて貰ったイケメン。




二日連続で会ってしまった。



恥ずかしい。



だって、よく考えたら

『良いクリスマスを!』


なんて言って走り去ったわたし。



アホ過ぎる…







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