Sweet kiss? Bitter kiss?
Second?2番?
じゃぁ1番は?ってなるよね…
1番は…
「沙羅っ!」
「沙羅さんっ」
「はいっあ…うん。こっちの生地にしてウエストらへんを引き締めて」
過去のことなんて覚えている余裕なんてないくらい仕事にのめり込んでいる。
今を生きているって綺麗な言葉じゃなく意味でもないとおもうけど。
ただあたしにはこの仕事しかなくて、デザインし、服を作ってみんなが幸せになってほしいとしか考えてない。
あたしは夢が叶っただけで幸せだから。
2番目の夢でもなんにも後悔なんてない。
「沙羅さんっこちらチェックお願いします。」
「はい。うん。いいよ。一着完成っ!みんなっこの調子でお願いねっ」
というのも来月には2回目のショーが行われるから。