Sweet kiss? Bitter kiss?
あたしのデザインを気に入ってくれ、それから孫のようにあたしのファッションブランドをサポートしてくれている大手化粧品メーカーの社長さんの桜井さんのお陰でこんなに広い会場でショーができる。
まわりの人みんなに感謝をする
「おー沙羅!!久しぶり。元気だったか??」
準備に気をとられていたあたしに話しかけてくれたおじいさん。
関係者以外立ち入り禁止の中に入ってきたおじいさん。
「桜井さん。お久しぶりです。ありがとうございます。」
「沙羅はわたしの孫みたいだからな。はははっ」
社長と呼ばれることが嫌いらしく、社長とは誰も呼ばないから社長なんて思えないおじいさん。