究極の選択 〜メタボな彼氏とイケメン王子様

｢彼は、もしや仲畑 潔様では？｣

驚いた…おっさんってば潔の事様呼ばわりしよる。

｢ええ…まぁそうですが…それが何か？｣

エコーに不安の色が伺える。

｢それが何か…だと？お前接客商売しようかって人間が大事なお客様の顔を忘れてどうする｣

忘れてた…潔ってエコーのオヤジんとこのお得意様だった。

｢最近お見かけしませんが、私どものサービスに何かご不満でも？｣

おっさんは、何時、如何なる時もサービス精神は忘れんらしい…

｢いや…理由は解らんが突然会員割引受けれんようになったんで…｣

潔の説明を聞いておっさん考え込んじゃったよ。