究極の選択 〜メタボな彼氏とイケメン王子様
かくして…エコーの親父さんの会社は、めでたく潰れた。

その余波は、あまりにも大きく…あんだけエコーにまとわりついてた薬王寺なんか

「金持ちじゃなくなった恵光院クンには、何の魅力も感じないわ」

などとほざいてる。

実際、没落後のエコーは教室の隅で小さくまるまって…かつての威光は無い。

潔も天敵の没落は大歓迎ってとこらしい

ただし…

「エコ親父んとこの半額クーポンでも無きゃ俺の腹はおさまらん」

とエコーに八つ当たりしている。

かつての恋人がこんなに器が小さいと泣けてくる。
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