究極の選択 〜メタボな彼氏とイケメン王子様
「いや、潔クンが醜い肉の塊になったのは何も坂本さんのせいじゃありませんよ」

エコーは、そう言ってあたしを庇ってくれる。

「僕の父が経営してるグループ傘下のハンバーガーショップに入り浸ってる潔クンの姿はカメラを通し、ありとあらゆる人の目に焼き付いているからね」

ハンバーガーか…ならば納得。あたしの容疑は晴れたな

「だから父は潔クンに大変感謝している」

そうか潔は、エコーの親父の会社の模範的常連客なのか…
< 8 / 84 >

この作品をシェア

pagetop