家庭内逆ハーレム!?〜後編〜
けど抵抗はしなかった
心は、身体は時雨を求めていたから
どんなに言葉で拒否っても
身体はソレを受け入れた
........昼間っから何してんだろうね?
莉「何がそんなに不安なの?」
気が付けばそんな事を聞いていた
隣の彼はそれにポツリポツリと話出した
時「不安だったんだよ。颯人に取られんじゃないかって。莉緒が閉じこもった後颯人も変だった。思い詰めたような顔して。絶対何かあったって悟ったよ。けど聞けなかった。もし悪い事だったらって。もし聞いてやっぱ颯人がいいって言われたら。颯人にお前のじゃないって言われたら。俺のっていう自信も無くなりそうで。物じゃないことは分かってるつもり........でも、俺のものって思わないと狂いそうだった。」
それからあたしの目を見て
莉緒を壊してしまいそうだった
と言った
その目が何も映さないから妙に怖くて
それだけ切迫詰まってたんだと悟った
莉「ごめんね。不安にさせて。」
あたしはぎこちなく彼の頭を撫でていた
時「いや、にしてもやり方があれじゃ嫌われるよな........」
なんてしょげるなら最初からやるなよ
なんてことは言えなかったけど