家庭内逆ハーレム!?〜後編〜
莉「逆に聞くけど。彪がもし奴を止めて撃たれてたら?颯人が暴走族じゃなかったら?あたしが違う家庭の子だったら?パパが社長じゃなかったら?相手がライバル社の人じゃなかったら?あたしがあの日ママといたら?何か変わったの?」
変わったって誰かが自分を責めることも全てを知ることも
知りたくなくても知ることも
見たくないものを見てしまうことも
莉「なーんにも変わらない。それに出会えて無かったよ。あたしたち。それに奇跡でしょ?3人も過去に同じ時を1秒でも過ごした人がここに居て。家族なんだよ?」
そんなの誰が想像できた?
だったらその奇跡を噛み締めようじゃないか
莉「ってことで4人で回りますか。」
と、あたしは歩き出した
過去とさよならするように
あーなんか疲れた
とあたしは目の前のゾウに相談していた
莉「酷いよねー。また置いてかれたんだよ?あたしって主人公だよね?」
と愚痴っても
パオーン
としか言わないゾウさん
あれから忽然と消えた彼ら
なんで?振り向いたら居なかったんですけど?