君のそばにいてもいい?

幼なじみ


「…葉月」

私は名前を呼ばれて思わずビクッとして肩を揺らす。

少し間をとってから、私は聞く。

「…して」

「え?」

「どうして深雪がここにいるの…!」

私がそう言うと深雪は

「…アメリカから帰ってきたんだ」

「そ…うなんだ」

私はうつむいたまま、深雪の顔を見ないで話す。
…違う、深雪の顔を見れないんだ。
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