君のそばにいてもいい?
暫くして、雅からもメールが来た。
『試合見に来てくれるんだよね!?
桐谷から聞いたよ!!
うわぁ頑張らないと!』
相変わらず雅のメールは元気がいい。
私は思わずクスッと笑う。
『そうだよー頑張ってね!応援してるから!!』
…そういえば、
雅に桐谷を好きになったこと、言ってないや…
でも諦めるんだし、今言ってもしょうがないよね…
少し暗くなりかけた感情を押し込めて
「よしっ!雅のためにもはちみつレモン漬け作っちゃおうかな!」
と私は張り切る。
こう見えても私は料理が得意なのだ。