あたしの心、人混みに塗れて
「じゃ、これからしばらくデートは家ってことで。でも、どっか出かけたくなったら言ってよ」
「そうする」
「まあ、俺が出かけたくならないかもしれないけど」
「何それ」
蒼ちゃんがふっと笑ってゆっくりと体を起こした。あ、その顔昔から何か企んでるやつだ。そう思ったときには二人の唇が重なっていた。
「ちょ……!」
「外だと気が向いたときにともにキスできないしねー」
「気が向いた時って何!」
「知らない? 俺って案外気分屋なんだよ。キスしたいときにするの」
あたしは顔を真っ赤にさせながら何かを訴えようと口をぱくぱくと開いたけど何も言えなくて蒼ちゃんにケラケラ笑われた。
「外だとともが嫌がるじゃん。見せつけりゃいいのに」
「見られたくない!」
「ほんと照れ屋だねー」
逆になんで恥ずかしくないんだ、この男は。
蒼ちゃんの神経が全くもって理解できない。
「そうする」
「まあ、俺が出かけたくならないかもしれないけど」
「何それ」
蒼ちゃんがふっと笑ってゆっくりと体を起こした。あ、その顔昔から何か企んでるやつだ。そう思ったときには二人の唇が重なっていた。
「ちょ……!」
「外だと気が向いたときにともにキスできないしねー」
「気が向いた時って何!」
「知らない? 俺って案外気分屋なんだよ。キスしたいときにするの」
あたしは顔を真っ赤にさせながら何かを訴えようと口をぱくぱくと開いたけど何も言えなくて蒼ちゃんにケラケラ笑われた。
「外だとともが嫌がるじゃん。見せつけりゃいいのに」
「見られたくない!」
「ほんと照れ屋だねー」
逆になんで恥ずかしくないんだ、この男は。
蒼ちゃんの神経が全くもって理解できない。