見上げたとき
「菜々、一緒に宿題終わらせようよー」

そう言ってコンビニから戻って来たのは、同じクラスになった美優。

ほんわかした雰囲気をまといながら、たまにズバッと物事を言う友達。

「もちろんもちろんー。この課題終わるまで帰んないしー。」

「とかいいつつ、菜々結構進んでるじゃん!また抜けがけしたなーーー」

そういいつつ美優はきのこの山を頬張っている。

わたし達のクラスは20人。男子10人、女子10人という、何ともバランスの良いクラス。

この専門学校では、1学期間、毎日同じクラスメートで授業が行われる。


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