見上げたとき
「誰か狙ってるの?」
菜津がニタニタした顔で聞いてくる。
「そんなんじゃないってば! 菜津も美優もいつもお化粧しておしゃれしてるのに、あたし一人だけすっぴんで行くのはちょっとなーって思ったからね。」
「なーんだー。」
「それにー寛人も将も菜津のお気に入りだもんねー」
そういってあたしは後ろから菜津を押して教室に入ろうとすると
「じゃあまさか菜々は、貫太狙いなの?」
と言うと自分で言っておきながら爆笑し始めた。
「いや違うでしょ。」
とあたしは苦笑いで答えると、菜津はまたあの歌
貫太ーちーびー
と歌いながら歩いていった。
菜津がニタニタした顔で聞いてくる。
「そんなんじゃないってば! 菜津も美優もいつもお化粧しておしゃれしてるのに、あたし一人だけすっぴんで行くのはちょっとなーって思ったからね。」
「なーんだー。」
「それにー寛人も将も菜津のお気に入りだもんねー」
そういってあたしは後ろから菜津を押して教室に入ろうとすると
「じゃあまさか菜々は、貫太狙いなの?」
と言うと自分で言っておきながら爆笑し始めた。
「いや違うでしょ。」
とあたしは苦笑いで答えると、菜津はまたあの歌
貫太ーちーびー
と歌いながら歩いていった。