見上げたとき
「菜津ーーー、菜津ってば彼氏いるじゃん!そんなこと言ってたら逃げられるよ!」

「えーないない、菜津の彼氏、菜津に溺愛してるから。」

という、菜津の自信満々な答えが返ってきた。

ここまでストレートに言われると、こっちも何も言えない。

「今度さ、寛人と将と菜々と美優と菜津で
飲みにいかない?楽しそうじゃん!」

エレベーターから二人とも降りたときに菜津は行ってきた。

確かに今までにそのメンバーで飲みに行ったことはないし

楽しそうだ。

「いいねー。でもさ、女は3人いるのに
男2人だと、男の子、菜津の勢いに負けちゃうよ」

そう笑ながらあたしがいうと、

菜津は勢いってなによーとすこしふくれながらも

少し納得した様子でもう一人のメンバーについて考え始めた。




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