Under The Darkness
私の肢体は、もたらされる鋭くて甘い感覚に抵抗することを忘れ、快感を貪欲に追おうとしてしまう。
淫らに喘ぐ声すらも、自分では塞ぐことができなくて――――。
「あぁ……や、あ、あぅ……ぅうんっ……い、や……いややあっ」
そして、わずかに残った理性が、私をさらに苦しめ追い詰めてゆく。
――なんでや。こんなん……こんなん、私とちゃう!!
違う、違う、違う! こんな私は私ではない!
違うのだと否定してみても、鮮烈すぎる現実を前にしたら、否定の言葉は空しく私の上を通り過ぎるのみになる。
京介君の言うように、私は淫乱な女に成り下がるのかと、恐怖が心を殺してゆく。
必死で自分を否定しても、体に燻る――快楽の炎は消せはしなくて。
喘ぐ私を京介君が笑みを含んだ瞳で見つめ、私の葛藤を嘲笑う。
自分の醜態を全て見られている現実に、死にたくなるほどの屈辱を覚え、悔しさに涙が滲み視界がぼやけて見えなくなる。
――絶対……許さん、許さん!!
私の瞳からは目尻にたまった涙が一筋流れ、そして涙腺が壊れたかのように次々と恥辱の涙が溢れ出す。
次第に京介君の口淫が激しさを増し、私の肢体はどうしようもないほどに震え出した。