Black Road
ガラガラ…――


「失礼しまーす」


「おぅ、来たか。遅いんだよ」

と、谷先生は
待ちくたびれた様子。


あんたが、どれだけ待ったかなんて…
こっちは
知ったこっちゃねぇんだよ...


そう心の中で
思いながらも、

口に出すのはマズいので、一応

「すみません...」
と言う。


「いや、別にいいけど...」



…ってか。…ってゆーか!

職員室にあたしと先生2人きり
なんだけどっ!


なんかメッチャ
気まずいじゃんっ!



「っで、
何の用でしょうか?」


あたしは、早くこの場から
出たくて、少し急かすように言う。


「あぁ。今日はお前が保健室行ってた時に
教科書とかいろいろ、
配ったんだよ。」


それ渡そうと思って
.....

と言って先生が
出してきたのは

大量の教科書!
ノート類!

何でこんなに量
多いんだよ!

ヤバくない...!?



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