Black Road

女子と先生-Girl and teacher-

 「言いたいこと言うだけ言いまくったら、
  すぐ行くんだなー。
 あの人たちは...」


そう1人でつぶやいていると


コンコンコンッと、階段を上る足音が
聞こえてきた。


「また由愛たち?」


階段の方を見てみると、


あたしと同じクラスの
女子5、6人だった…。



「……やっと見つけた。
探したよ、水川 凜。
アンタ、ただじゃおかないから。」

 「へ……ッ?」


体育館シューズに画びょうが刺さってたり、
机の中に軽くゴミ入れられたり…


そんな、典型的な嫌がらせしか今まで
されなかったのに、
まさか、
あそこまでやられる事に
なるなんて…


この時は、
思いもしなかったの。









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