Black Road

王子様とあたし-a prince with me-

 「ぅ...う~ん。」


あれ?ここどこだっけ!?
疲れからか、
眠ってしまっていたみたいだ。


やっと、目が覚めてきて
記憶が戻ってきた。


あれから、何時間たったんだろう...


倉庫の中が真っ暗だから、
結構な時間がたったんだろう。



倉庫にある小さな窓を覗くと
空一面に綺麗な星が転がっていた。



 「綺麗...」


ってか、あたしって本当に能天気。
我ながら思う。
普通、こんな状況で寝れないよねッ《苦笑


お腹、空いたなぁ。
お昼から何も、
口にしていない。


あッ。
そう言えば、新仁にmailしたんだっけ...
いやでも、
さすがにもう居ないか…



   トン、、トン、、トン、、トン、、


ん?
階段を上る音。誰かきたの?


ガチャッ

えッ、誰!?


「え、、、水川?」


 「はい。ってか、先生!?」


「あぁ。お前、ここで
何してるんだ?」



 「何してるんだ?っじゃないですよ!!
こっちが、どれだけ迷惑してるか。」



「俺に、そんな事言われてもなぁ。
何か、迷惑かけたか?」



 「はい、とても。
多分、一生気づかないと
思いますけど…はぁ。」



「へ?」



 「もう、いいですよ。
 取り合えず、出してくれて
 ありがとうございます。」



「あぁ。」


ドキンッドキンッ


まただ。
劇の途中もこんな感じ。



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