Black Road
「おう。教室で、ジェスチャー
して行ったろ!?
っっで、よくよく考えたら
女子に囲まれてたからヤバイなって
思ってさ。」



 「そっかぁ。新仁が来てくれなかったら
 もっとやばい事になってたよ。
 本当に、新仁には感謝だよ♪」



「これからも、頼れよ。
そろそろ行くか。凛、立てるか?」



 「うん、大丈夫。」



 「それに、しても
 派手にやられたなぁ...」



「だなッ!!まぁ、気落とすな。」



 「当たり前じゃん。
 あたし、こう見えても
 気強いから。」



「確かに、凛は強いかもな。
あんな、ボコボコにされたのに
涙一つ流してねぇもん。」



 「あはは。本当だ☆」



でもね、あたしが
泣かないでいられたのは
新仁が来てくれたからだよ。



新仁が居なかったら、あたしは...


もう、今日は
色々あって疲れた。


早退でもしよっかなぁ…



新仁がカーデ貸してくれたけど、
下はジャージだし
髪もボサボサ。
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