Black Road
 「ねぇ、新仁。
 あたしこのまま家に帰るから
 谷先生には、風邪って言っといて。」



「分かった。一人で大丈夫か?」



 「うん、大丈夫だよ。
 じゃあ、また明日ね。」



「おう。またメールすっから。」


 
 「おっけい☆待ってる。」



なんか、新仁で心配性だなぁ。


新仁には、
ちょっと悪いけど笑える♪



ってか、新仁に
助けてもらうの
二回目だし。



何か、お礼しなきゃ。



でも、男の子って
何に喜ぶとか興味を示すとか
正直言って分からない。



付き合った事は、
それなりにあるけどみんな
だらしがなくてあたしのお金に
興味があった男ばっかり。



一度だけ、お金じゃなくて
あたし自身を好きになってくれた人が居るけど...


『重い』っと言う一言で
簡単に崩れてしまった。



う~ん!!
どうしようかなぁ、、、



「お嬢様、お帰りなさいませ。」



 「…えッ!?もう、家!?
 ただいま。」


考えすぎてて、気づかなかった。



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