愛を知る小鳥
口を開きかけた美羽の背後から突然悲鳴が上がる。何事かと慌てて振り向けば、そこには綺麗な女性が口に手をあてて立っていた。
「あ、あの…きゃっ?!」
「いや~~~ん!!!」
挨拶をしようとしたときにはその女性が凄い勢いで美羽に抱きついていた。
「あっ、あのっ…?」
潤と違ってなんだか柔らかくていい匂いがする。突然のことに頭がついていかず美羽はぼんやりとそんなことを考えてしまっていた。
「あなたが美羽ちゃん? 大成から話は聞いてたんだけど、実物の方が想像してたよりも遥かに可愛い! きゃ~もうたまらないわっ!!」
ようやく距離を取るとその人は嬉しそうに語り始めた。
「私、大成の妻のなおです。初めまして」
「…あっ、私は香月美羽と言います。初めまして! 今日はありがとうござ…」
「おい、誰が香月なんだよ」
速攻で横にいた潤から鋭いツッコミが入る。美羽はハッとしてまずい! という顔を一瞬見せてからあらためてなおの目を見た。
「すみません、藤枝美羽…です。今日はありがとうございます」
「やだ~、名前言うだけでこんなに真っ赤になっちゃって、可愛すぎるでしょ。ちょっと藤枝君、あんた羨ましすぎ」
「うるさいな。夫婦揃って似たようなこと言うなよ」
「だって可愛いんだもの~。美羽ちゃん、これから仲良くしましょうね?」
「は、はい!」
なおさんはとても綺麗でパワーに満ちあふれてる人だ。
潤さんの言っていたグイグイ来るってこのことだったのかな…?
「あ、あの…きゃっ?!」
「いや~~~ん!!!」
挨拶をしようとしたときにはその女性が凄い勢いで美羽に抱きついていた。
「あっ、あのっ…?」
潤と違ってなんだか柔らかくていい匂いがする。突然のことに頭がついていかず美羽はぼんやりとそんなことを考えてしまっていた。
「あなたが美羽ちゃん? 大成から話は聞いてたんだけど、実物の方が想像してたよりも遥かに可愛い! きゃ~もうたまらないわっ!!」
ようやく距離を取るとその人は嬉しそうに語り始めた。
「私、大成の妻のなおです。初めまして」
「…あっ、私は香月美羽と言います。初めまして! 今日はありがとうござ…」
「おい、誰が香月なんだよ」
速攻で横にいた潤から鋭いツッコミが入る。美羽はハッとしてまずい! という顔を一瞬見せてからあらためてなおの目を見た。
「すみません、藤枝美羽…です。今日はありがとうございます」
「やだ~、名前言うだけでこんなに真っ赤になっちゃって、可愛すぎるでしょ。ちょっと藤枝君、あんた羨ましすぎ」
「うるさいな。夫婦揃って似たようなこと言うなよ」
「だって可愛いんだもの~。美羽ちゃん、これから仲良くしましょうね?」
「は、はい!」
なおさんはとても綺麗でパワーに満ちあふれてる人だ。
潤さんの言っていたグイグイ来るってこのことだったのかな…?