愛を知る小鳥
「…で、真面目な話、ほんとにいいのか?」
「あぁ、もちろんいいに決まってる。一生一人もんだと思ってた親友が可愛い嫁さん貰ったんだ。一肌もふた肌も脱がせてもらうってことよ」
「そうそう。それに、うちを使ってくれるなんてこっちとしても嬉しいの。いつかはそういうサービスも提供できたらって考えてたから。だから第一号があなたたちで凄く嬉しいわ」
今日ここへ来た目的。
それは二人のウエディングパーティをここでさせてもらえないかというお願いのためだ。ごく少人数ではあるが、日頃お世話になっている人だけを集めて、簡単なパーティを開けたらと考えていた。派手な式などは美羽自身が望まなかった。ささやかでいいから身近な人達だけを集めて何かできたらそれが一番幸せだと彼女は言った。
そこで思いついたのがこのレストランだ。都心部から2時間ほどかかるが、海の見渡せる高台にあり、ロケーションとしては最高だ。それに、出てくる料理も抜群においしい。駄目元で相談してみたところ、予想外に即座にOKが出て今に至る。
「美羽はもうご両親もいないし、俺も仕事関係くらいしか呼ぶつもりはないから少人数になるが…それでもいいのか?」
「いいに決まってるだろ。たとえ少なくてもかえってその方があったかみのあるいいものができたりするんだよ。場の提供だけじゃなくて進行も俺たちが請け負うから任せろって」
「えっ、そんな、そこまでしてもらったらお二人のご負担が…」
「あぁ、もちろんいいに決まってる。一生一人もんだと思ってた親友が可愛い嫁さん貰ったんだ。一肌もふた肌も脱がせてもらうってことよ」
「そうそう。それに、うちを使ってくれるなんてこっちとしても嬉しいの。いつかはそういうサービスも提供できたらって考えてたから。だから第一号があなたたちで凄く嬉しいわ」
今日ここへ来た目的。
それは二人のウエディングパーティをここでさせてもらえないかというお願いのためだ。ごく少人数ではあるが、日頃お世話になっている人だけを集めて、簡単なパーティを開けたらと考えていた。派手な式などは美羽自身が望まなかった。ささやかでいいから身近な人達だけを集めて何かできたらそれが一番幸せだと彼女は言った。
そこで思いついたのがこのレストランだ。都心部から2時間ほどかかるが、海の見渡せる高台にあり、ロケーションとしては最高だ。それに、出てくる料理も抜群においしい。駄目元で相談してみたところ、予想外に即座にOKが出て今に至る。
「美羽はもうご両親もいないし、俺も仕事関係くらいしか呼ぶつもりはないから少人数になるが…それでもいいのか?」
「いいに決まってるだろ。たとえ少なくてもかえってその方があったかみのあるいいものができたりするんだよ。場の提供だけじゃなくて進行も俺たちが請け負うから任せろって」
「えっ、そんな、そこまでしてもらったらお二人のご負担が…」