愛を知る小鳥
「専務! こっちです! 美羽ちゃんが倒れて…!」
その言葉が耳に入ると、潤は血相を変えてやって来た。その視線の先で美羽が青ざめて倒れている。
「美羽っ?! どうしたっ、大丈夫か!!」
「立ち上がった瞬間、突然倒れてしまって…」
あかねの説明を聞きながら、美羽の体を自分の方へと抱き寄せる。美羽は潤に気付くとゆっくり微笑んだ。
「大丈夫です…ちょっと貧血起こしただけですから…心配かけてごめんなさい」
「どこもぶってないか? 念のため病院に連れて行く」
「大丈夫ですから…最近ちょっと貧血が続いてて…多分緊張してるからだと思います」
「駄目だ。連れて行く。万が一何かあったらどうするんだ」
そう言うと、潤は有無を言わさず美羽の体を抱き上げた。
「専務、ちょっと待ってください」
「え?」
「美羽ちゃん、あなた最近生理来てる?」
「……え?」
突然かけられた言葉に思わず赤くなる。
だが彼女に言われたことをよく考えてみる。言われてみれば先月から…来ていない。色んなことがあったせいで、すっかり忘れていた。
「…やっぱり。その様子だと来てないんでしょ?」
「御堂、どういうことだ?」
突然始まった女だけのやりとりにいまいちついていけていない。
「美羽ちゃん、…あなた赤ちゃんができたんじゃない?」
その言葉に潤の目が大きく見開かれる。すぐに美羽の顔を見ると彼女もまた驚いていた。
その言葉が耳に入ると、潤は血相を変えてやって来た。その視線の先で美羽が青ざめて倒れている。
「美羽っ?! どうしたっ、大丈夫か!!」
「立ち上がった瞬間、突然倒れてしまって…」
あかねの説明を聞きながら、美羽の体を自分の方へと抱き寄せる。美羽は潤に気付くとゆっくり微笑んだ。
「大丈夫です…ちょっと貧血起こしただけですから…心配かけてごめんなさい」
「どこもぶってないか? 念のため病院に連れて行く」
「大丈夫ですから…最近ちょっと貧血が続いてて…多分緊張してるからだと思います」
「駄目だ。連れて行く。万が一何かあったらどうするんだ」
そう言うと、潤は有無を言わさず美羽の体を抱き上げた。
「専務、ちょっと待ってください」
「え?」
「美羽ちゃん、あなた最近生理来てる?」
「……え?」
突然かけられた言葉に思わず赤くなる。
だが彼女に言われたことをよく考えてみる。言われてみれば先月から…来ていない。色んなことがあったせいで、すっかり忘れていた。
「…やっぱり。その様子だと来てないんでしょ?」
「御堂、どういうことだ?」
突然始まった女だけのやりとりにいまいちついていけていない。
「美羽ちゃん、…あなた赤ちゃんができたんじゃない?」
その言葉に潤の目が大きく見開かれる。すぐに美羽の顔を見ると彼女もまた驚いていた。