キミと見た景色をもう一度



“神様なんていない”



幼い頃からそう信じていた。



だって、神様がいたら私はこんなにも理不尽な体で生まれてくることはなかったのだから。



・・・一度でいいから



外をおもいっきり走ってみたい。



周りからしてみれば、あまりにもちっぽけで、くだらない願いだと思うだろう。



でも、私にとってこの行為は命を賭けることになる。



それでも、風を切って自分の足で走りたい。




< 2 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop