キミと見た景色をもう一度
拓人に告白された日から、世界がキラキラ輝き始めた。
いつものように朝起きて学校に行く。
教室の前で小さく息をしてからドアを開けると、いつもと変わらぬ光景が。
「おはよう、憂」
「お、おはよ」
これが意外と緊張する。
声が震えて上手く返事できないし、恥ずかしくて顔見られないし。
・・・って言ってもこんなに緊張しているのは私だけなんだろう。
拓人は、全くそういうのは気にしない人だから
・・・なんか私だけみたいで辛い
しばらくすると、また学校に寝泊りしたであろう先生がやってきた。