キミと見た景色をもう一度



私の様子を見て、立ち上がっていた拓人は側に寄り添い背中を摩ってくれた。



「落ち着いて・・・毛布を口に当てて息をして」



「はっ・・・・うぅ・・・」



過呼吸で呼吸が苦しいのと、涙でいっぱいで息がしづらいのでもうグチャグチャだ。



気持ち悪い。



体の中にあるもの全部吐き出したいくらい気持ち悪い。



それでも、拓人が背中を摩ってくれたこともあって何とか落ち着くことが出来た。



「落ち着いた?」



小さく頷く。



今度は背中を一定の間隔でポンポンと叩いてくれた。



「僕は・・・」



「?」



ポツリと語りだした拓人に耳を傾ける



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